日記編集
編集キーを入力して編集ボタンをクリックしてください。
さもありなん

本人が言うように日本一の名医であるかどうかは解らないが、ある分野においては客観的に見てもそれに近い評価は得ているようだ。その医師のことを父は藪医者扱いしている。99%その病気に間違いないから次回から本格的な専門治療を施したい。父は院長のその言葉に直ぐには従わなかった。勝手に一月ほど自分で様子をみていたら、自然治癒してしまったのだ。その後、僕が入った15~16人ほどの異業種交流会で、たまたまその医師と一緒になったので、かなり親しくなってから、父の事は伏せてその病気の実態を聞いてみた。そうなんですよ、実際そんな場合があるんですよ。自然治癒、15%くらいですかな、医者泣かせです。ははははは。ってな感じの返事であった。善し悪しは別として、医師にとってのあらゆる判断は統計を抜きにしては行えないもののようだ。院長は続けた。日本の役人は頭が硬いというか臆病だ。マスコミの報道も一方的過ぎる。仮に10万人のうち10人に副作用がでたとしたら、マスコミはその10人の患者の病状等については事細かく報道するが、仮にもしその薬がなかったら命を救われることのなかったはずの1000人については全く報道しない。
なるほど。それもそうかもしれない。人の命を数値化して判断しなければならない立場・・確かに辛いものがあるに違いあるまい。



最終更新日 2008年09月09日 22時39分40秒

編集キー
12