日記編集
編集キーを入力して編集ボタンをクリックしてください。
死は偉大なり

14日夕刻、友人のお母さんが逝去された。初夏には元気すぎるくらい元気だったのだが。
実は僕は彼女に弁護士の紹介を頼まれていた。以前3人の法律家を紹介したが、彼女の意に添う人はいなかった。で、14日、昼過ぎ電話で、新しい弁護士にアポをとったことを友人に知らせたが、その時にはまだ息があるということだったのに・・。

宮沢賢治なら彼女に、訴訟はあほくさいからやめろと言ったかも知れないが、身ぐるみはがされてすってんてんになりながらも、なお闘志に溢れていた彼女に、それをやめろとは言えなかった。僕には複雑怪奇でよく解らない事件だが、信頼できる友人の身内なのだから、それを信じてやるしかないだろうと思っている。

それにしてもあの言葉を思い出す・・死は偉大なり。われら生の直中にありて思うとき死はわれらの直中にありて涙流しつつあり・・。

どんなに生きたくても死はその意思を無碍に遮断するものようにも思えるが、同時に完全な安らぎに導いてくれるもののようにも思える。今日の月はまんまるで天使のように清らかに見える。




最終更新日 2008年10月16日 02時43分59秒

編集キー
12