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療術とは
 現代医学が様々な点で人類の福祉に貢献していることは言うまでもありません。近年、診断学は長足の進歩を遂げ、化学療法、手術療法の進歩は目を見張るものがあります。しかしながら、巷には一億総半健康なる言葉が市民権を得て徘徊しています。この理由は疾病の変遷を抜きに考えることはできません。即ち、現代医学は感染症をはじめ、外因による疾病を克服してきました。

 その反面、アレルギー性疾患、生活習慣病、ガンなど内因が関与する疾病の増加に対し、適切に対応する手段に乏しいのです。そのため慢性の経過をとる病人が増えました。その一因としては、現代医学が病気を中心に発達したために、病人(宿主)を全体として捉えないためであろうと考えます。

 一方、療術は病人を含めて生体を一つの有機体として捉え、生体の機能を調整して、自然治癒力や抵抗力を高めようとする治療法なのです。このことから療術に熱い期待が注がれ、脚光を浴びるようになったのです。

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