小貫音楽教室
東京都葛飾区立石のピアノ個人レッスン
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私のお父さま~ジャンニ・スキッキより
2022/ 6/13(月)
私のいとしいお父さま あの方がとても好きなの
これからポルタロッサへ指輪を買いに行くわ
ええ 行きますとも
もしお許しが出ないなら ポンテヴェッキオ橋へ行って
アルノ河へ身を投げます 思い焦がれ苦しんでいるの
ああ 神様 死にたいわ どうかお願い お父さま
という歌詞の「私のお父さま」はオペラ「ジャンニ・
スキッキ」で歌われる美しいアリア
「蝶々夫人」「トスカ」「ラ・ボエーム」などで有名な
プッチーニ(1858-1924)の作品で全作品中、この
ジャンニ・スキッキだけが喜劇
物語は、1299年のフィレンツェ 大金持ちのヴォーゾが
亡くなり、親類達が嘆き悲しむが、街では遺産はすべて
修道院に寄付されるという噂が流れ、その遺言状が公証
人の手に入るとまずいと遺産目当ての親類達は部屋中を
探す そして、ついにリヌッチョ(T)がそれを見つけ
出し、伯母のツィータに「見つけたのだからラウレッタ
(S)と結婚させてくれ」と頼む
遺言状を開けたら、噂どおり全財産が修道院に寄付とあり
皆、怒り出す リヌッチョは、「遺言状を変えられるのは
(知恵者の)ジャンニ・スキッキだけだ」と歌う
スキッキは、持参金なしの娘とは甥を結婚させないと
ツィータにイヤミを言われ、怒ってしまうが、リヌッチョに
遺言状を見せられ、何か良い案はないかと訊かれ、可愛い娘
のラウレッタにもアリア「私のお父さま」で必死に頼まれ、
ついに本気で人肌脱ごうと考えるが・・・
そして物語の最後は強烈なオチがついて幕となる
このアリアの美しさと物語のドタバタ感がどうしてもリンク
しないが、そこがイタリアオペラのおしゃれなところなの
かもしれないと同時に1200年代から遺産問題って、、、
人間はずっと同じようなことしていく生物なんだなあー
やはりマリア・カラスのアリアが一番いいと思う
◆私のお父さま~ジャンニ・スキッキより
https://www.youtube.com/watch?v=l1C8NFDdFYg
◆画像上:ジャコモ・プッチーニ
◆画像中:マリア・カラス
◆画像下:フィレンツェのポンテヴェッキオ橋
東京ディズニーシーにかかる橋のモデルになったと言われる
アルノ河にかかるポンテヴェッキオ(伊語で古い橋の意)橋
橋の両端には宝飾店など多くの店舗がある
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