星の伝書鳩
これからは外ではなく、私のなかに星をみつけるでしょう
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新月の願いはどこへ行く?
こんにちは、ホイリーです。
新月まであと3日ですが、牡羊座という大変勢いのある星座で起こるせいか、何日か前からとても新月らしい雰囲気に満ちてきました。膨満感のある満月とちがい、新月は感覚が研ぎ澄まされてくるので夜の寝つきが悪くなったりしますね。もっと新月に近くなると牡羊座に天王星がスタンバイしていますから、より寝つきが悪くなるかもしれません。まあ、一過性のものなのであせらず気長に過ごしましょう。
さて、新月とは太陽と月が(地球から見て)重なる現象のことです。占星術では太陽が意思や能動性を表わし、月は感情や受容性を表わします。例えるなら太陽は鍵であり、月は鍵穴ですね。
感覚が研ぎ澄まされる新月に、鍵穴が開く瞬間が訪れます。このときに意識にのぼってきた願いごとを言語化すると、願いが叶いやすくなるといわれています。宇宙にある扉の鍵穴が開くので、その扉の向こうへ願いごとを投げ込むイメージですね。
で、重要なのはその扉が宇宙のどこかに実在するのかということです。はい、答えはノーです。自分以外の何かに物事を投影すると、そこに依存や期待が生まれます。「回り道」というルートの成長は学べますが、それ自体のメリットはあまりありません。
ではどこにその扉があって願いを投げ込むのかといえば、宇宙ではなく自分自身ということになります。占星術では宇宙にあるものは人の中にもあると考えられています。宇宙に扉の鍵が開く瞬間があるのなら、私たち人間のなかにも扉があり、鍵も鍵穴も揃っているのです。新月とは遠くの誰かや何かに乞い願うのではなく、自分自身の潜在意識に刻印するタイミングなのですね。
4月10日18:35は春分の日を過ぎて初めての新月です。12星座のスタートでもある牡羊座で迎える新月です。春分の日にはピカピカの鍵と鍵穴がみんなのこころに与えられました。そしてあと3日もすれば扉が開く瞬間が訪れます。
真新しくて少し突飛なくらいの願いごとが、今回の願いごとにはぴったりのようですヨ。私もそんな願いごとを、紙にしたためてみようと思います。
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