雨や泥、砂埃など、日頃のゲームや練習でシューズが汚れたり、痛むのは避けられない。そのまま放置していると、大事なシューズがすぐに痛んでしまう。ましてシューズの優れた機能さえ、きちんと働かなくなる為、正しいシューズケアの知識を身に付けよう。

①ケアは履く前に始まる
新しいシューズを購入したら、必ず履く前に全体にムラなくシューズクリームでよく磨き、防水スプレーをひと吹きしておこう。傷も付きにくく、雨や水による痛みも少なくなる。

②ケア用品の準備
シューズクリーナーとシューズクリームはあると便利だ。汚れを落とすシューズクリーナーは、表面に汚れを浮き上がらせる効果があり、拭き取るだけなので簡単である。シューズクリームは艶出し効果はもちろん、皮革劣化を防ぎ、しなやかさを保たせる。皮革を痛めないよう豚毛ブラシがあると良いが、なければ歯ブラシでも構わない。またスタッド部分にこびりついた泥や土には歯ブラシが効果的なので、使用済歯ブラシを活用しよう。

③消臭スプレーで足元清潔
ゲームや練習をすると、足は必ず汗をかいてしまう。汗は嫌な匂いの発生源だ。こまめにシューズを洗うのが一番いいが、時間のない時や天然皮革のシューズだとそうもいかない。そういうには消臭スプレーが効果的だ。

ごく稀に白カビの生えて痛んだシューズを履いているプレーヤーを見かける。足元を見ているとサッカーがどれだけ好きなのかが分かることがある。ちなみにあなたのシューズはどうですか♪

ピッタリあったシューズを見つけるのは難しい。人により左右足のサイズや形が微妙に違う。
シューズのデザインだけにとらわれないシューズ選びの５つの方法をお話したいと思う。

①夕方に買う
激しい練習後や足がむくみ、体重でアーチがたるんで大きくなっているときに少しきつめを選ぶ。

②ストッキングを履く
ストッキングの厚さを忘れないよう、面倒くさがらずに必ずストッキングを履いて合わせる。

③片足だけでなく両足で履く
右足はちょうど良くても左右が痛くて駄目だなんてことがあるので気をつける。

④きちんと靴紐を結ぶ
靴紐はアッパーを足の形に合わせ、シューズと足を固定させる大きな役割である。

⑤座ったままでなく立ってみる
体重が掛かると足が大きくなり、変形し痛いところやきついところが分かるため、片足立ちしてみる。

足に合わないシューズは、いいプレーが出来ないのはもちろん、足の故障原因にも繋がる。
また、シューズの本来持つ機能を十分に発揮できないのでシューズ選びにはくれぐれも気をつけたい。