CRAZY WORKS
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グヤトーンの古いPUを50年代P-90のニュアンスへ2017-8-29 Tue
グヤトーンのモズライト・スタイルのPUですが、「50sのP-90のようなトーンへ」とのご依頼。



ボビンを含めPU全体のサイズ、構造、マグネット(セラミック)など、
ちょっと無理だと思ったんですが、いろいろ工夫してかなり近いニュアンスで仕上がりました。

ボビンは上下8辺ギリギリまで拡張して対応。
Neckは約7.67kΩ、Bridgeは約8.06k(共に室温32℃)。
マグネットもセラミックなのに60~63mTとちょっと磁力の落ちたアルニコ 5と同じ程度。
流石に50sのアルニコ特有の艶やかさは出ませんが、かなりイイ感じになりました。

今回もまた勉強させて頂きました。
ありがとうございます!


P.S ボビン、マグネットなどパーツの固定は全てボンドです。工作で使う黄色いボンド!古い国産PUは殆どがこの方式で造られています。



7弦用 Custom Pickups2017-8-27 Sun
7弦ギター、しかもフレットが傾いてるヤツ用のカスタム・ピックアップです。
ボビンなど規制のパーツが無いので頂いた図面通りに製作。
フロントが72°、リアが65°傾いてるなど、なかなか厄介でした。
ボディに直接マウントとのことだったので、全体構造で結構悩みました。

フロント8k程度、リア20k程度がご希望でしたので、
フロントは42gaのワイヤーで、リアは44gaで製作しました。



60s Gibson EB用 Pickup リワインド作業2017- 6-29 Thu

60年代半ばのEB用ピックアップのリワインドです。
片側1ボビンのみ断線。
このPUは片側42ゲージで20,000ターンが基本。
トータル40,000ターンです。凄いですね。
だからあんなモコモコ・トーン。



この仕事を始めた頃に、このPUをもっとスッキリしたトーンに変えて欲しいとの依頼がありましたが、
まだ経験と技術&資料不足でご要望に応えられる自信がなく、お断りしたことがあります。


現在は対応可能ですが、取り敢えずサンプルを造ってみたいと思っています。
EB or SGの6弦ベースに搭載されているVintage P.A.Fのようなニュアンスで仕上げてみたいですね。




60年代半ば #P.A.Fのワイヤー・ターン数2017- 6-27 Tue

60年代半ば(恐らく64年)の#P.A.F(スクウェア・ウィンドウ)のワイヤーのターン数を数えました。
Screw側が5,352ターン。Slug側が5,507ターン。
それぞれ±10ターン程度の誤差です。
トータル10,859ターンです。メチャ多いですね。
かなりタイトでキレイに巻かれています。
Slug側の生きていた時の音は、結構エッジが効いていてブライトさが少ない感じでした。


以前にも同じ時期の物とE70sのT-Top期の物を数えたことがありますが、
同じようにスクリュー側が5,300程度でスラッグ5,500程度でした。
やはり#P.A.Fはトップの抜けが今ひとつなのが理解できます。