CRAZY WORKS
some like it hot or cool ?
リペアに関しましては、忘れずに写真に残せたごく一部をご紹介しています。
Instagram or Facebookの方により多くアップしていますので、そちらの方もご覧ください。(下記URL)
https://www.instagram.com/grinning_dog_shinji_kishimoto/
https://www.facebook.com/Grinning-Dog-Shinji-Kishimoto-156904997701936/?pnref=lhc
Vintage MOSRITE Pickups2010-11-14 Sun

64年製モズライトのPUです。断線状態なのでリワインドが必要でした。

コア部分(バルサの様な非常に柔らかい木材)を含めBobbinは非常になラフな造りで、リペア時には必ずといっていいほどバラバラになってしまします。
仮にバラバラにならなかったにしても、必ず補修が必要な造りです。
Vintage MOSRITE特有の下駄の様な形状のアルニコ・マグネットは、現在では全く手に入らなくなり、とても貴重です。
この形状は谷間の部分が折れ目の役割をしてくれて、手で簡単にパキパキ折れて長さ調整が出来るのでとても便利なマグネットです。
また手に入るようになると助かるんですが。


Vintage MOSRITEのPickupは10,000ターン(12k程度)が基本的スペックで、今回もVintageスペックを採用して、44 SPNで10,000ターン(12k程度)でリワインド。
Bridgeポジションは多めに巻いて11,000ターン(13k程度)で仕上げました。



Kirk Fletcher's Latest Album 2010-10-30 Sat
カークの最新アルバムをご紹介します。
今年(2010年)の3月発売で3枚目?ベスト盤が1枚出てたはずなので4枚目になるんでしょうか。
相変わらずカッコいいLicの連発です。


今回のアルバムはマイク(マイケル・ランドゥ)がプロデュース。ギターでも参加しています。
中ジャケ"THANKS TO"に" Grinning Dog Studio Pickups"のクレジットを見つけました。
とてもありがたいことです。カークに感謝感謝。

先日のマコト氏からのメ−ルにカークことが書いてありましたのでご紹介します。

***** 最近リペアショップを変えたんですが、そこにもカークが来ていてグリニングドッグピックアップの事を言ってたようです。ショップのオーナーはギターも弾く奴で自分のストラトにジョンシュアーのマイケルランドー&カークフレッチャーモデルを付けているんですが、カークが「今は俺もマイクもそのピックアップは使ってないよ。グリニングドッグのピックアップはめちゃくちゃいいぞ。」って言ってたよ。まったく!」って言ってました。*****

カークはよほど気に入ってくれているようで、改めて感激です。



最近のLes Dudek - Sep / 2010 -2010-10-27 Wed
先日マコト氏から「レス・デューデックと会って来たよ!」ってメールが来ました。
写真も送ってくれたので記載しておきます。
かなり前にGold Topからフロイト・ローズ付きのギターに持ち替えた時期がありましたが、
そのままその手のギターを使い続けているようです。
もうP-90のLes Paulは使わないとのこと。
以下に当日のマコト氏と彼との会話など状況を記載しておきます。
途中に出て来るゲーリー・ファーガソンはドラマーですがギターもかなり達者で、
以前ストラトとテレキャスター用のPUを造って送ったことがあります。
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実は、あの日彼にグリニングドッグピックアップの事も話したんですよ。
あの日も、サブギターも含めてフロイトローズにEMG付きの80‘s風?のギターを使ってました。
「レスポールはもう使わないの?」って聞いたら「もう使わないよ。最後に一本残ってたのもツアーで盗まれて、それ以来持ってないんだよ」「でも、このギターはカスタム製でEMGのピックアップも最高だよ」って言うんですよ。
あの日のプレイは、かなりよかったけど、音色はまさにあのギターって感じの音色でした。
歪みでもコーラスを掛けてツイン2台(リース)でステレオにしてました。
それで、グリニングドッグのピックアップがいかにいいか言ったんですが...興味を示しませんでした。
ちなみに、一緒に写ってる背の高い人はゲーリーファーガソン(もちろんドラマーとして)で、彼も口添えをしたんですが、今一のってきませんでした。
ゲーリーによると、「昔はロックスター的なところがあって結構我が侭で付き合いにくかったけど、随分丸くなったよ。ちょっと丸くなりすぎかもな。それにあのヒゲをやめりゃいいのにな。あれじゃサンタクロースみたいだよ。」って言ってました。
連絡先等は教えてもらてあるんで、又機会があれば話してみます。ちなみに、現在はフロリダ在住です。」



E70s JAZZBASS with Black & Grey JB Pickups 2010-10-27 Wed
8月のJAZZBASS用PUの発売開始を期に、以前から保管していたパーツ群をかき集めようやく自分用のJAZZBASSが仕上がったのでUPしてみました。
Neckはかなり前からお気に入りで保管していた70年代初期のメイプル。
Bodyは以前知人から貰い受けたアルダー。
その他のパーツは寄せ集めです。(Vintageパーツではありませんが、ちゃんと使える物達です。)
肝心のPUはNeckにBLACK JB、BridgeにGREY JB。
60年代後半〜のFender JBにはフィルム・コンデンサーが多く使われていたようですが、
今回は0.02uf / 100Vのセラミック。
メチャクチャ気持ちいい音のJAZZBASSに仕上がりました。



G-SOAP C,C Style CUSTOM MODEL 2010-10-27 Wed
以前アメリカから購入したC,クリスチャン・タイプのプレート・カヴァーを通常のG-SOAP(P-90 Style)に取り付けたCUSTOM MODELです。
プレート・カヴァーはボビンとポールピースの間に挟んでいるだけなので、通常のカヴァーに変更など容易に取外しが可能。
テレキャスターのNeckポジションなどにP-90を取り付けている場合には、ルックス・アレンジなどいろいろ楽しめると思います。
今のところレギュラー・ラインでの販売は予定していませんが、プレート・カヴァーを製作した時には単発的に販売すると思います。



最初期 # 0009 Double Pickup Esquireを再現!! 2010-10-27 Wed
初期TELECASTERの文献史上最も詳細かつ信頼のおける本、
「THE BLACKGUARD」に記載されていた「# 0009」のDouble Pickup Esquireを再現してみました。
最初期のESQUERには2 PUの物も何本か存在しその中でも最も初期のモデルに搭載されていたPUです。
恐らくテレキャスターのNeck PUのデザインが決まる前のプロト・タイプだと思われます。
Lap Steel用のPUをそのまま流用し、アッパー・ボビンのみ一回り小さくした物でしょう。
残念ながら現物は断線している為そのサウンドは聴けないようですが、恐らく40年代のLap Steel同様のサウンドに違い有りません。
本品でもBROADCASTER期のNeckポジションを基に、Lap Steel用PUを意識して製作しましたので、
スライドなどには最適ではないでしょうか。カヴァーが無い分よりHighの出方がスッキリしています。
ポッティングも当時と同様ラッカー・ポッティングにて仕上げてあります。
本来ブラック・ガード期のポッティングはクリアー・ラッカーに黒の顔料を混ぜ色づけされたラッカーにPUごとポッティングする行程でしたので、黒の綿糸ではなく白の綿糸が使用されていました。
(55年以降はクリアー・ラッカーでのポッティングのみ)
Vintageテレキャスターはラッカー・ポッティングの為ラッカーがボビンの中央まで浸透せず、
外側のみのため特有のマイクロフォニック現象が起こり易くなっています。
これがテレキャスター独特のサウンドを醸し出してくれている訳ですが如何せん、
現在のような大型アンプの前ではハウリングを起こし易く、なかなか厄介な存在となっています。
ストラトも同様、Vintage FenderのPUはポッティングに時間を掛けていませんので、表面のみで中央までしっかり浸透されていません。それが「Vintage PUはエアー感豊で音が大きい」に繋がる要因の1つです。
因にBridgeポジションPUはBROADCASTER期のPUを再現した「50 CASTER」を採用しております。
世界に何本現存するか判らない「# 0009」スタイルのDouble PU Esquire、個人的にも造ってみたい1本です。
尚、このPUの製作販売予定はありません。



Reissue DynasonicをVintageサウンドへ 2010-10-26 Tue
夏前にL.Aのマコト氏経由で来たGary Burnette氏からの依頼品。
彼は現在Vashvilleで活動中のセッション・ギタリストで、
レコーデイングなどでかなり忙しいようです。
海外へ荷物など送ったことが無いとのことなので、マコト氏経由でこちらに送られて来ました。
「最近Re-issueのDuo Jetを買ったんだけど、PickupがVintageと全然違ってどうにも使えない。
何とかならないか?」との要望。



Re-issueのDynasonicはホントどうにも使えません。Vintageとは全く違う音だし。
この手依頼は国内でも結構多いです。


Vintageスタイルでリワインドして送ってあげました。
後日彼から下記のメールが来ました。

I really don't remember exact details but we have communicated
The pickups are really really good
I've been using that guitar alot and people def notice the difference
thanks again
gary




GRETSCH関係のReissue物PUでお困りの方は是非ご相談ください。
Vintageニュアンスへの造り直しが可能です。