CRAZY WORKS
some like it hot or cool ?
リペアに関しましては、忘れずに写真に残せたごく一部をご紹介しています。
Instagram or Facebookの方により多くアップしていますので、そちらの方もご覧ください。(下記URL)
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LOOSE A5 & CUSTOM 55 CASTER for Kirk Fletcher2006-12-27 Wed
カークの依頼で造ったLes Paul Custom用HBとテレキャスター用PUです。
すでに先月中旬に渡し使用してもらっています。
「カスタムは音が硬いんでBridgeポジションは少しマイルドな感じにして欲しい。」とのことだったので、以前マコト氏のレス・ポール用に製作したCUSTOM LOOSE A5を若干アレンジし、Bridgeポジションのみ気持ち柔らかくしたカスタム・ワウンド。
テレキャスター用PUは55 CASTERをベースにカスタム・ワウンドした物で、Neckポジションはオーヴァー・ワウンドのリヴァース・セット。(2011年よりNeckポジションはノーマル・ワウンドに変更した物を使用しております。)
「Bridgeポジションはポールピースが凸凹のヤツで最近有りがちなキンキンした物じゃなくて、
P-90ほどではないヤツ。」という要望でしたので、このスタイルに決定。
どちらも「バッチリだよっ!!」とのこと。
カークはFender系のギターばかり使っていましたが、マコト氏のLes Paulを弾いてからLes Paulを使いたくなったらしく、ファブラス・サンダーバーズのテキサス・ツアーの時に買ってきたんだそうです。
つい先日ニュー・オーダーでストラト用3・シングル(S-S-S)でBridgeポジションがVery Hotのセットを送ったので、これもどんな反応をしてくれるかが楽しみです。



Fender Rhodes Piano用 Pickupのリペア2006-11-27 Mon
先日依頼を受けたRhodes Piano用のPU。断線と接続端子の取付でしたが・・・。
「RhodesにPU使ってたんだー。」エレピやシンセの構造はまるで分からないので一瞬固まりました。何処にどのように取り付けられているかも判りませんが、依頼主の話からするとどーも鍵盤1個づつにPUが付いているらしい。そこで拾った音を内蔵プリ・アンプで増幅しているようなんですが・・・。
ゲージは計って38ゲージと断定。ターン数に関してはいろいろ調べてもこのPUに関するデータは見つからず、しょうがないので全部解いてターン数をカウント。約3,000ターン。
「端子はギターの弦のような物が3mm程出ていたので似たような物でハンダが乗り易い物であれば何でもOK。長さも長ければ切るので長めに。」とのことでしたので、コンデンサーの足を利用して10mm程度で固定し完了。
まだまだ面白い物があるんだなーと実感させられた仕事でした。



ジギー・マーレイ ZIGGY MARLEY アキモト・タケシ " Photo By Wonder Knack " 2006-11-20 Mon
マコト氏の友人で現在Ziggy Marleyのバンドで活躍中のギタリスト、アキモト・タケシ氏。彼もまたマコト氏のストラトに搭載した60s Black Bobbin(E60s Style Custom Wound)のPUを試し、ご購入頂きました。それまで彼はLindyのセットを使用していましたが、マコト氏のストラトを弾いた瞬間、「全然違うねー。クリーンがたまらなくイイね。これリヴァーブいらないじゃん!」レゲイ・サウンドで最も重視される「クリーン&リヴァーブ感」を特に気に入って頂けたようです。彼は現在Ziggy Marley Bandのツアー中ですが、ツアー先からわざわざ写真を送ってくれました。ありがとうございます!(Photo by Wonder Knack)



Tim Pierce with GRINNING DOG Pickups 2006-11-2 Thu
マコト氏の友人でL.Aで活躍するティム・ピアース氏からのオーダーで造ったPUです。現在L.A No,1スタジオ・セッション・ギタリストとして多忙な日々を送るティム、以前はリック・スプリングフィールドのバンドでツアーなどにも参加していましたが、ツアーやライヴはあまり好きではなく、スタジオでのレコーディング・セッションがとにかく好き!!という人です。自宅にもレコーディング・スタジオを持ち、自宅でも仕事をこなしているとのこと。マコト氏が持ち込んだES-335とLes Paulを弾き、気に入ったらしくその場で彼のLPを使い1曲レコーディング。「これイイね!ただ僕には少しブライト過ぎるから、このニュアンスのままでBridgeポジションだけもう少しマイルドなのが欲しい。Neckポジションはこのままがイイ。335用はこれと同じ物がイイ。」ということで今回335用に「63 MODEL」LP用に「CUSTOM A5」を製作しました。彼はいつもToneは全開で弾くとのことなので若干マイルドなスタイルを希望したのも納得。以前はMidを使った音録りが多かったそうですが現在ではお気に入りの数種類のPedalとAmpのみだそうです。ただ所有するAmpの数は半端ではなく、その中から毎回5〜6台を選んで現場に持ち込むとのこと。やはり「音」へのこだわりは半端じゃないようです。
P.S うちのロゴが見える面を正面にして写真を撮って欲しかったなー・・・
(Photo by Makoto Miyashita)



Kirk Fletcher with GRINNING DOG Pickups 2006-10-22 Sun
L.A在住のギタリスト宮下マコト氏の紹介で依頼を受けたカーク用のPU。彼は現在L.Aで若手実力派No.1のブルース・ギタリスト。ザ・ファブラス・サンダーバーズ(http://www.fabulousthunderbirds.com/main.html?version=)のメンバーでもあり、マイケル・ランドウとも親しくよく一緒にライヴをやる仲。マイク曰く「今最もデリシャスなギタリストだよ。」カークのソロ・アルバム「SHADES OF BLUE」は必聴!!彼もマイク同様ヘンドリックスが好きで、随所にその影響が伺えます。
そのカークからのオーダーで製作したS-S-Hのセット。「こいつは凄いよ!!」とえらく気に入って貰ってます。
彼は現在ジョン・サーとエンドースしていますが、マコト氏の為に製作したストラト用PUを弾いた瞬間、「これイイねー、使いたいなー。でも今ジョンとエンドースてるからマズイかなー。でもイイ物はイイもんね。」
つい先日マイクとのライヴでも1セット目はジョンが来ていたので彼のギターで、2セット目は写真のギターでバリバリ弾いていたそうです。
翌日のキム・ウィルソン(ファブラス・サンダ−バーズ)をゲストに迎えたライヴでは、ジョンは来ていなかったので2セットともアンプ直で弾きまくっていたとのこと。
「このピックアップはほんとに凄いよ!ペダルなんか要らないから。リア・ピックアップもハンバッキングだけど、ほんとにクリアーで抜けがいいよ。この音は何も変えたくない。」と言っていたそうです。写真はその時に撮ってもらったもの。
因にマイクは彼とのライヴの後、「そのPickupイイ音すなー。」とカークに言っていたそうです。
Les Paul Custom用のHBとテレキャスター用のセットもオーダーを受けたので現在製作中。
(Photo by Makoto Miyashita)



DeArmond フローティングPUのリビルド  2005-7-27 Wed
1951年製のDeArmondフローティング PUの断線修復作業です。この手のPUはリワインドするにも全てを造り直さなければなりません。中心に有るマグネットを取り出し、上下のボビンを造り直し、それから巻き直しです。
マグネットが小さい為、ボビン上に有る3枚の鉄板を取り付けることにより、磁場を広げて1弦と6弦の音を拾うように設計されています。上下のボビンは厚紙で造られているので、近い色合いのモノを同じサイズにカットして造ります。
オリジナルのデイト・スタンプも切り取ってから貼付けしました。今回は45ゲージのワイヤーを使用。
Vintageと全く同じ音で、より繊細なサウンドに仕上がりました。
このタイプのPUはホントいい音します。工賃は¥21,000(税込)です。



L60s Grey Bobbin JAZZBASS Pickup2003-12-28 Sun
60年代後期のジャズベース PUのリワインドです。Neck、Bridge共に断線でした。オリジナルと同じ42 PEで濃いめのエナメル・カラーのワイヤーを使用、オリジナルよりターン数を増やし、よりパワフルなLowのPUに仕上げました。仕上げはこの時期のオリジナル同様ラッカー仕上げを採用。見た目もオリジナルのまんまです。ギターだけでなく、ベース用 PUのご相談もご遠慮なくどうぞ!!