平成30年度 事業報告
平成28年6月から八甲田山高田大岳山頂と谷地温泉を結ぶ藪化となった登山道を県の委託事業として刈り払いを実施しました。
これまで、この区間の利用者は平成27年度で157人でしたが、刈り払い実施後800人を超える利用者となり、地域宿泊施設などの利用者が昨年の5倍となりました。
このことにより観光誘客数の促進となり、地域観光業者に喜ばれ、観光庁発行の「観光交流人口増大の経済効果」では、国内旅行者一人一回当たりの消費額は、宿泊48,000円、日帰り15,000円(青森県の場合17,500円)とすると、高田大岳登山道整備における800名の入山者に対する経済効果は1千万円を超えることになります。
しかし、今後入山・入園者の安全確保、自然環境の保全、動植物の保護、地域との連携をどのように振興していくのかという課題があります。
◆平成29年度事業報告
平成29年4月13日
十和田市観光商工部 本宿 貴一部長 観光推進課 山本課長
十和田山岳登山道の現況とボランティア活動説明をし今後の登山道整備への陳情。
4月25日
総会後に懇親会 十和田市南公民館 16:00-21:00
平成28年度事業・決算等報告。29度事業・予算案を承認する。後 懇親会平成28年度事業・決算等報告。29度事業・予算案を承認する。後 懇親会開催。
5月27日
県観光企画課施設整備係 中野総括主幹に 谷地温泉~高田大岳に距離標と標柱県観光企画課施設整備係 中野総括主幹に 谷地温泉~高田大岳に距離標と標柱の設置を陳情。
今年のボランティア活動の要綱について意見交換。他距離標と標柱の設置陳情。
6月9日
第1回 役員会 十和田市南公民館 今年度の谷地温泉~高田大岳 刈り払いについて。
合同登山など今年度の事業計画の協議。 登山道のフォーラムを市に申請中の了解を得る。
谷地神社に作業の安全祈願し、谷地温泉~高田大岳 刈り払いボランティア活動谷地神社に作業の安全祈願し、谷地温泉~高田大岳 刈り払いボランティア活動実施。
刈り払い区間 L= 3.2km の内 L= 2.0km 地点まで刈り払い区間 L= 3.2km の内 L= 2.0km 地点まで。
6月12日
十和田八幡平国立公園管理事務所 森川所長 安藤利用企画官に新機構への挨拶。
満喫プロジェクトでナショナル・パークというブランドを是非確実にしたいと説明を受ける。
6月16日
十和田山岳振興協議会で検索できるホームページ開設。
ホームページ上に、規約・会員団体名・役員名・事業内容など記載。
6月18日
谷地温泉~高田大岳 刈り払いボランティア実施。 6月9日実施の残り L= 1.2km 刈り払いし完了。
今年度から追加となった高田大岳~小岳鞍部までの L= 1.0 km の藪化も刈り払い実施完了。
6月21日
青森県議会に請願書提出。
請願内容、国立公園の登山道整備と噴火対策に関する事項。
6月25日
南八甲田登山道管理連絡協議会から旧道の一の沢~地獄峠の刈り払いボランティア活動に参加実施。
今後この登山道は環境省が管理者となり進めるとのこと。
6月26日
高田大岳~小岳鞍部の間に大木の倒木があり,急斜面で付け替え登山道ができず、切断撤去実施。
仮の距離標を耐水性のある新素材で造り替え設置。
7月31日
奥入瀬渓流の利活用に関するワークショップに出席。
第5回 市観光推進課、県道路課、国交省地域の活性化を図る目的で、渓流の観光の在りかたや渓流沿いの交通規制等提案発言。
8月11日
山の日に合同登山 釡臥山。
8月22日
県議会請願書提出に伴い、青森県議会の事務職員と関係職員に請願の趣旨説明。
現在の対応内容を聴き、意見交換。
請願書提出は、登山道整備は観光施設課、噴火対策は危機管理課と二つの請願書提出と説明。
9月5日
第2回 役員会 フォーラム講演会の打合せ。
案内状出す関係機関名、ポスター・パンフレット、ハガキなどの枚数。
当日の役割分担。駐車場の確保など次回までに作成しそれを協議。
9月22日
第3回 役員会 フォーラム講演会の広報紙類を各団体に必要枚数配布。
当日の役割分担名簿と日程表、駐車場の変更など説明し協議後に決定。
10月10日
青森県議会議長:熊谷 雄一から、請願した2件が第291回定例会において採択決定した通知書類を戴く。
今後これらのことを期待しながら注視していく。
11月15日
フォーラム講演会当日の役割担当者との最終打合せ。
公民館職員から会場と設備機器の使用説明を受け、フォーラム講演会当日の役割担当者の最終打合せ。
11/18 講師佐久間弘さんと懇親と打合せ。
11月19日
フォーラム講演会開催。
開会9:30 開演10:00 会長、来賓挨拶後 当協議会活動報告10:30
講師佐久間弘氏の「大雪山の登山道これまでとこれから」の講演。
講演後、質疑応答し活発なフォーラムとなる。
フォーラム講演会後、片付けて十和田湖温泉郷でフォーラムの総括と慰労の忘年会実施。
11月30日
市役所フォーラム実績報告書提出。
事業評価報告書、事業収支決算書、団体の収支決算、領収書と出納簿の写し、チラシ・バンフレットの写し、活動写真など提出。
平成30年 1月19日
環境所十和田八幡平国立公園管理事務所:森川所長、岩崎管理官から満喫プロジェクトの説明。十和田山の登山道は30年度調査設計、31年度工事着工完成予定であるとのこと。
1月22日
県観光企画課施設整備係:奈良課長代理、中野総括主幹に県議会で採択された登山道整備に関して対応など聞くが、まだ決まっていないとのこと。
十和田市観光商工部 観光推進課 山本課長 環境省との内容を説明し、谷地,高田大岳の距離標、標柱を県への要望。
また、蔦松森の登山道を関係機関へ陳情をお願い。
2月23日
県観光企画課施設整備係:中野総括主幹から北八甲田登山道維持ボランティア活動の意見交換。平成29年度参加者計86人の内、当協議会は38人であった。
登山道の標識類の設置をお願いする。
◆平成29年度決算
◇収入
年会費・団体80,000円、個人6,000円、雑収入0円、28年度繰越金70,961円、総会・親睦会残金繰り入れ805円、市民活動支援事業補助金300,000円
合計457,766円
◇支出
運営費消耗品17,455円(インク・用紙代)、通信費480円、南公民館暖房費690円、交通費20,000円、ホームページ作成代5,000円
事業費(谷地温泉・高田大岳間の刈り払い)、距離標柱代4,000円、写真代12,600円、フォーラム講演会費・広報・宣伝費110,824円、講師謝礼・旅費130,064円、宿泊代・送迎費56,076円、機器リース・他40,899円
合計398,088円
◇繰越金額
457,766円 − 398,088円 = 59,678円