小貫音楽教室
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ワルツ・レント
2021/10/25(月)
1.
ワルツ・レントは大人の生徒さんに大変人気が
ある一曲で、何とも言えない懐かしさ、憂い、
透明な空気感があり、一度聴くと皆とりこに
なる
作曲者のメリカント(1868ー1924)はフィンラ
ンド・ヘルシンキ生まれの作曲家、ピアニスト、
指揮者としてフィンランド中で活躍した
フィンランドの代表的作曲家シベリウスと同時代
に活動し、フィンランド国内では最も人気のある
音楽家と呼ばれている
こだわりのあるシンプルさが命だが、こういう曲
は演奏するのが本当に難しい
遅すぎず焦らず、歌うけどさり気なく・・・もう
いろんなことを総動員しなくてはならない
人のさり気ない優しさを感じさせてくれるように
演奏せよ、と昔、レッスンを受けた時に注意され
心の中で(ムリ~~~)と思ったのを覚えている
◆ワルツ・レント
https://www.youtube.com/watch?v=ZdVGSI3QdUk
◆画像:夕暮れのヘルシンキ
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組曲 道化師より ギャロップ
2021/10/18(月)
1.
運動会でよく流れるBGMとして一度は聴いたことが
あるけど、タイトルも作曲者もわからない、、曲の
第一位?がカバレフスキー作曲「ギャロップ」かと
思う…カバレフスキー(1904-1987)はロシアの
作曲家、ピアニストで子供向けの作品を多く書いた
組曲「道化師」は児童劇『発明家と道化役者』の
16曲から10曲を選んで組曲としてまとめたもの
第2曲のギャロップがもっとも有名で単独でもよく
演奏される
ギャロップとは馬の早駆け、襲歩(しゅうほ)の
ことで馬術の全速力指示の意味だが、19世紀頃
からテンポの速い2拍子の楽曲、舞曲にもつけら
れるようになった
この曲を聴いていると息を飲むリレーというより、
白組赤組の珍プレーが続出する障害物競争や
パン食い競争が浮かぶ!
コロナで縮小運動会が多いのが残念だが
このギャロップがあれば盛り上がること
間違いない!!
◆カバレフスキー:ギャロップ
https://www.youtube.com/watch?v=BIkcSZFInaY
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ヴォカリーズ
2021/10/12(火)
2.
ヴォカリーズ(Op.34-14)は1915年に
ラフマニノフが作曲・出版されたピアノ
伴奏付きの歌曲
ヴォカリーズとは歌詞のないメロディが
和音と対旋律との上に奏でられる楽曲の
ことで、ラフマニノフの歌曲の中でも
最もよく知られた曲
1916年にモスクワで行われたコンサート
において『ヴォカリーズ』はアントニーナ
・ネジダーノヴァのソプラノ、作曲者の
ピアノ伴奏により初演され、成功を収めた
作品は初演者のネジダーノヴァに献呈され
ている
ネジダーノヴァはロシア声楽界の代表的な
ソプラノ歌手だった
ラフマニノフはピアノ協奏曲が余りにも
有名だが、ヴォカリーズのような短い
歌曲にも魅力がいっぱい詰まっていて
声楽だけでなくあらゆる器楽で演奏されて
いる
ふと訪れた何かによって、今まで抑えて
いた心情が急に沸き上がるようなサウンド!
◆ヴォカリーズ:チェロ版
https://www.youtube.com/watch?v=GuIKuF4MCx4
◆画像
アントニーナ・ネジダーノヴァとラフマニノフ
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ジムノペディ 第1番
2021/9/28(火)
1.
2.
3.
古代ギリシャではギムノパイディア(ジムノペディア)
と称する祭典が行われた。
これはアポロン(太陽の神)やバッカス(お酒の神)
らの神々を讃え、裸身の若者達が神々の像の前で踊り、
合唱し、詩を朗唱しながら何日間も続けられた儀式。
サティは、この祭典を描いた古代のギリシャ壺から
着想し、この曲を作ったといわれている。
他にも「ジムノペディ」とは、古代スパルタの
ディオニソス祭りで、戦没した勇士を悼む踊り
ともいわれる。
また、一説にはサティが愛読していたフローベル
の小説『サランボー』から霊感を得た等、諸説あり。
作曲年は1888年2月でサティ21歳のとき。
ついで3月に第2番、4月に第3番を作曲。
第1番と3番は、のちにドビュッシーが
管弦楽用に編曲した。
第1番が特に有名でサティの代表作品でもある。
清冽な中にも穏やかな光や哀愁等、いろんな
色を感じる。やはりギリシャ神話説が有力⁈
◆ジムノペディ 第1番
https://www.youtube.com/watch?v=bUBx9u1inxI
◆画像
ティエポロ作 「アポロンとダフネ」
ミケランジェロ 「バッカス(カラヴァッジョ)」
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ドビュッシー
2021/8/25(水)
1.
8月22日は1862年フランスで生まれた
ドビュッシーの誕生日です。
この蒸し暑い、猛暑、雨、雷など
なんとも不安定で過ごしにくい晩夏には
『子どもの領分』より「ゴリウォーグのケークウォーク」
でも聴いてみましょう。
「ゴリウォーグ」とは、イギリスの児童文学者
アプトンが、1895年に「2つのオランダ人形と
ゴリウォーグの冒険で発表した黒人キャラクター。
「ケークウォーク」とは19世紀末にアメリカの
黒人の間で誕生した踊りで、コンテストの優勝者
にはケーキが与えられたことからこの名が付いた
とも言われています。
ドビュッシーは娘のためにこの曲集を作りました。
炭酸飲料が吹き抜けるようなポップな楽しさです。
◆ゴリウォーグのケークウォーク
https://www.youtube.com/watch?v=-TIez3dtAYo
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月の光
2020/10/2(金)
1.
2.
中秋の名月に相応しい月の名曲をあげるなら
ドビュッシーの月の光がいい。
ピアノの画家と呼ばれるドビュッシーの
月の光は、イタリア留学時代、ベルガモ地方の
農民生活から受けた印象をもとにした組曲、
「ベルガマスク組曲」の3曲目だが、ドビュッシーの
ピアノ曲で代表的な人気曲でもある。
月光を浴びた風景の幻影、これはドビュッシーの
得意中の得意な作風らしい。
ただ美しい、きれい、だけじゃなく、メロディや
ハーモニーの至るところに倦怠感、諦め、放心、、、
なんかが現れる。
現代では、おしゃれで洗練された聴きやすい曲だが
最初に聴いた人々は、この斬新なサウンドに驚いた
でしょう。
◆月の光
https://www.youtube.com/watch?v=OCebVCLHJzo
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ある一曲で、何とも言えない懐かしさ、憂い、
透明な空気感があり、一度聴くと皆とりこに
なる
作曲者のメリカント(1868ー1924)はフィンラ
ンド・ヘルシンキ生まれの作曲家、ピアニスト、
指揮者としてフィンランド中で活躍した
フィンランドの代表的作曲家シベリウスと同時代
に活動し、フィンランド国内では最も人気のある
音楽家と呼ばれている
こだわりのあるシンプルさが命だが、こういう曲
は演奏するのが本当に難しい
遅すぎず焦らず、歌うけどさり気なく・・・もう
いろんなことを総動員しなくてはならない
人のさり気ない優しさを感じさせてくれるように
演奏せよ、と昔、レッスンを受けた時に注意され
心の中で(ムリ~~~)と思ったのを覚えている
◆ワルツ・レント
https://www.youtube.com/watch?v=ZdVGSI3QdUk
◆画像:夕暮れのヘルシンキ