日めくり音楽帖
良い耳を作れるクラシックからポピュラー作品を
季節に合わせて紹介しています&日々のlessonとか
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11月 トロイカ ~四季より~2022/10/31(月)
1.

あこがれに満ちて遠くを見てはいけない
トロイカの馬を追ってはならない
心の中であんなに悲しく語った絃は 永久に消えさせてしまえ
(詩 ネクラーソフ)

トロイカとは、3頭立ての馬ソリのことで、11月ともなると
ロシアは雪におおわれて、もっぱらソリが利用されたので
この月の風物詩としてトロイカを取り上げたといわれる
ネクラーソフの書いた詩の大意は、悲しい心で道を眺めたり、
トロイカのあとを見たりするな
胸を痛めるものを早く永遠に吹き飛ばせ!というもので、
トロイカで走り去った人を思う詩だが、曲の雰囲気同様、
悲痛な感じはない
しかし、北国の冬景色の持つ独特の何か物寂しい気持ちが
こめられている
チャイコフスキーのピアノ曲のなかで、最も有名な曲とし
ても知られ、ピアノ以外の各楽器でも編曲され広く演奏
されている
曲は、まず始めにリズムのはっきりした旋律は、いかにも
雪の中をトロイカが走る様子を思わせ、この主部はロシア
民謡の特徴である自然音階風なメロディ
そして、経過風な句を過ぎて、中間部で鈴の音を交えた
楽しい歌声が響き、第3部はただの主部の反復ではなく、
低音域で扱って、高音で分散和音を奏し、雪の降る中を
静かに去っていく

◆チャイコフスキー 四季より 11月 トロイカ
https://www.youtube.com/watch?v=e0wb61yArME


ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール2022/ 6/15(水)
1.

今月2日から始まった第16回ヴァン・クライバーン
国際ピアノコンクールもいよいよファイナル!!
12名のセミファイナルに残った日本の亀井聖矢さんと
マルセル田丸(日本/フランス)さんは、惜しくも
ファイナルには残れませんでしたが、迫力ある美しい
サウンドは印象に残りました。
ファイナルは6名がチャレンジします。
韓国のYunchan Limは18歳と聞いてビックリしました!
疲れを見せない攻めの演奏が圧倒されます。
国際レベルのコンクールで最も過酷なコンクールとして
有名なこのヴァン・クライバーンコンクールは
2009年に辻井伸行さんが日本時として初優勝して大変
話題になりました。辻井さんは「過酷さゆえに自分を
成長させることができた」と語っています。
とにかくハイレベルな演奏ばかりで優劣などわかりません。
が、「気の流れ」が伝わってくるのが嬉しいです。


八重桜2022/ 4/12(火)

よく行く郵便局の隣に咲いた八重桜
ソメイヨシノは楚々とした薄倖な美人としたら
八重桜はエネルギー満タンの次女もしくは末っ子?
とにかく華やか!アッパレ⭐︎⭐︎⭐︎


クリスマスおさらい会2021/12/13(月)
1.

12月12日(日)かつしかシンフォニーの練習室を借りて
クリスマスおさらい会を行いました。
ソロ演奏の他、ハンドベル3曲、音楽ビンゴゲーム等で
盛り上がりました。
3名がステージデビューです。おめでとう!
昨年5月の発表会寸前にコロナのためにホールが使用禁止
になり、長い緊急事態宣言が続き、なかなかステージ計画
が立てられない中、久々に生演奏を各自披露することが
できて本当に楽しかったです。
参加して下さった生徒さん、保護者の皆さまもご協力
ありがとうございました。



まちがいやすい音2021/10/7(木)

導入レベルで音の種類が10以上増えると、途端に
不安定になることが多い
太田恵子先生の著書
「子供をのばすピアノレッスン/健友館」
この中に「まちがいやすい音」というイラスト付き
のト音記号「ソ」とヘ音記号「シ」が紹介されてい
て、とても共感した
それをヒントに折り紙で「ソ」「シ」「ソ」の展開
図を作成してみた
五線の一番高いところに乗っかってるから「空のソ」
と見せながらいうと、記憶に残りやすい
一音でも絶対に読める音を増やしていくのが大事!


岡田博美ピアノリサイタル2020/11/23(月)
1.W53H

上野文化会館にて行われた岡田博美さんの
ピアノリサイタルへ出かけた。
定刻通りに演奏が始まると得も言われぬ
美しい音色がひたひたと会場を包み込んだ。
ひと言でいうと円やかで丁寧。
どこを切り取ってもなめらか。音楽が美しい。

前半
J.S.バッハ「フランス組曲第5番」
第5番は個人的に大好きなので楽しみに
していたが想像以上に満足した。
特にアルマンドのさり気ない「歌」的なところが
好きなのだが、メロディがくっきりとして
でもさり気なくがすばらしかった。
ガボットは明るくはじけたイメージを持っていたが
直接的な音ではなく、たっぷりと膨らんだような、
ああ、ホントのガボットの踊りってこんな感じ
なのか。。。?と非常に興味深かった。

ベートーヴェン「ソナタ 熱情」は最終章の迫力に
圧倒された。それまでの冷静クールな演奏から
まるで別人のように盛り上がった。カッコイイ!!

後半
シューベルト「楽興の時 D.780」なんとも美しい。
弾くと楽しいけど聴くとたいくつなのがシューベルト。
でもこんな楽しいシューベルトは初めて聴いた。
やはり音楽作りの精巧さはハンパない。
自分のシューベルト好きを再認識した。

ベートーヴェン「ソナタOp.110 As Dur」
この曲は第一楽章がいい。難しいのにいとも簡単に
音楽にされるしまうので、ずっと目が点だった。

アンコール
ベートーヴェン「エリーゼのために」
かなりテンポアップだったが早弾きしてる感がない。
ゆったりとさえ聴こえる。
メロディを正確に歌わせることができると、
ああなるのか。なんとも不思議で美しかった。

サン=サーンス「左手のための練習曲 エレジー」
初めて聴いた曲。左手だけで演奏されたが両手で
弾いてもかなり難しそう。速いテンポで民族舞曲
のようなエキゾチックな香りがする激しい曲。
スゴイ~~~!!左手だけなのにメロディと伴奏
がはっきり聴こえる。

まとめ
岡田さんは演奏、というより音楽の職人である。
ただ指さばきが素晴らしいだけではなく、作品を
どう作る、料理するか、もうもう全人格から
勉強されているのか自然に出てしまうのか…?
謎だ。
また聴きに行きたい。


グレンツェンピアノコンクール2020/11/ 2(月)
10/25にグレンツェン動画ピアノコンクールに
参加した生徒さんの配信が行われました。
毎年参加しているコンクールですが、今年は
会場での審査ではなく、初めての動画コンクール
でした。
コンクールなど絶対に無理な状況下でも、動画で
コンクールが開催されたことは大変良い刺激に
なりました。
ピアノに意力的な生徒さんが北海道から沖縄まで
幼児から大人の参加者が、なんと721名も!!
配信日には楽しく聴きました。
参加した生徒さんとなにくれと温かく見守って
下さったご家族の皆さま、お疲れさまでした。
予選を通過した生徒さんは、次の本選動画
コンクールに向けてがんばりましょう★
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