これからは外ではなく、私のなかに星をみつけるでしょう
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星レター
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思えば今年初の記事更新です。皆さま明けましておめでとうございます。2017年を迎えたのはもう3年くらい前でしたっけ。いろんなことがありましたね・・・とかボケてる場合ではないのでさっそく今回のお題に入りたいと思います。
いつもながら私の星回りの考察は瞬間では切り取らず、非常にざっくりとした流れだけを見ますので、細密な日食図のリーディングはそれを得意とされている諸先輩方にお譲りしたいと思います。
今回の金環日食(観測できるのは南米、アフリカ、南大西洋など海外の一部の地域です)は魚座の8度で起こります。ちなみにこの日食は金環の継続時間が44秒ということで足して8になり、こちらも末広がりで縁起が良いですね。
この日は朝8時台に水星が魚座に入り、続けざまに9時台には月が魚座に入ります。そして夜になり日付が変わるギリギリ、23:58(東京時間)にやっと魚座で太陽と月が重なります。そのあいだにも月は水星と重なったりドラゴンテイルを通過したりと大忙しです。
どれも魚座で起こることを考えるとドボンと一気に水に沈み、頭まで浸かるようなイメージが湧いてきます。そしてこの水は魚座の水ですからただの水ではなく、今までの記憶や経験を溶かして忘れさせてしまうような作用があるでしょう。
そういった意味でもこの魚座で起こる金環日食はまっさらなスタートが切れる節目のような気がします。日本では観測できませんが空に浮かぶ光のリングは、水に沈んだ私たちが浮上するポイントを指し示してくれることでしょう。
もちろんそのポイントは10人いれば10か所の違うポイントを指し示しています。さて、その時に自分はどんな場所で息を吹き返し、再生の景色を見たいと思うでしょうか?空に浮かぶ光のリングは、水に沈む私たちの声を聴き届けてくれます。私たちは各々「こんな場所で目を覚ましこんなことをしたいと望んでいるので、その景色を見せてくださいね」とリングに話しかけてみましょう。
過去に答えはありません。そして未来は常に書き換えられてしまうので不確定なものです。信頼できるのは今ここにいる私と宇宙だけです。ぜひ今いちばんしっくりくる自分の言葉で話しかけてみましょう。
あとひと月で春分がやってきます。いよいよ話しかけた声が現実となって牡羊座の太陽のように勢いよく降り注いでくることでしょう。その日を心待ちにして、今は羊水のような温かい水の中で時を待ちたいと思います。