星レター
星にまつわる出来事やイベントの告知・お知らせなどを書き留めます

出産と占星術
こんにちは、ホイリーです。

娘が14歳になりました。スクスクと成長しただいま中2ライフをエンジョイ中。「お誕生日おめでとう!」「あぁ。」「プレゼントは何がいい?」「べつに。」という、誠に分かりやすい思春期に突入しております。その割に機嫌の良いときはペラペラと一方的におしゃべりするんですよね〜。不思議ですが、まぁ私もきっとそうだったのでしょう。

14年前の今日、その頃は占星術のせの字も知りませんでしたが、今振り返ると私の出生の火星とその日の空の火星が重なっており、夫の出生の金星とその日の空の金星が重なっています。

つまり娘の誕生日は私のマーズリターン(火星回帰)であり夫のビーナスリターン(金星回帰)でした。夫にとっては初めての子どもであり、まさに愛(金星)の結晶だったのでしょう。

じゃあ私のマーズリターンは?ということなのですが、コレいま振り返るとものすごく腑に落ちる配置なのです。なぜかといえば私は子どもが欲しくて結婚したからです。当時働きざかりだった父は心筋梗塞で倒れ、生死を彷徨っていました。そのとき私はとっさに、ほとんど脊髄反射で(父が死ぬ前に孫の顔を見せてあげたい!)と強く感じたのです。

そして当時付き合っていた男性に結婚を申し込み、翌年出産しました。いわば私にとって娘は勝ちとった戦利品(火星)なのです。その後、父は奇跡的に回復し私は孫の顔を見せてあげることができました。

占星術って面白いです。夫婦2人の遺伝子だけでなく、父と母の星の配置まで受け継いで生まれることがありますから。ガッついて勝ち取る私の牡牛座火星と、「なんだか気が付いたら子ども生まれてた〜」というポワ〜ンとした夫の魚座金星を受け継いだ娘。これからもスクスクと育ってほしいなと願う誕生日です。

ホイリー 2014/ 3/25(火) 19:58  (0)


3.11と土星
こんにちは、ホイリーです。

震災から今日で3年ですね。私はあの日たまたま休日で夫と4歳の娘と井の頭公園へ散歩に出掛け、揺れた時間はちょうど自宅へ帰宅したところでした。

娘とテーブルの下に隠れながら、跳ね上がって踊るたくさんの植木鉢を眺めたとき、揺さぶられたのは身体だけでは無かったんだと今になっては思います。

でも時間というものはありがたいと思います。あの日パニックと恐怖で見えなかったものが、時間のおかげでだんだんと輪郭が見えてきました。そしてまた同時に、時間というのは鋭敏になり過ぎてしまったものをゆっくりと鈍麻させてくれました。時間が経ってくれなかったら、私はいつまでも同じループを繰り返していたことでしょう。

相反することのように見えますが、これはどちらも時間を司る土星の効用のひとつです。時間薬(じかんぐすり)という言葉は土星という天体を知る、ひとつの助けになります。

私たちは時間薬を毎日少しずつ飲み込むことで、今までになかった客観的な視点を得ることができ、情報を取捨選択する強さと芯を養います。そして時間には昂ぶったものを鎮める効果もあります。緊張と同じくらい、弛緩も大切な人間の営みのひとつです。

あの日から今日の今まで、またこれからもきっとお世話になるであろう時間と土星にも、今日は想いを馳せてみようと思います。同じ時間を共有している皆さんといっしょに。


ホイリー 2014/ 3/11(火) 09:25  (0)


中学生と占星術
みなさまこんにちは。ホイリーです。

さて、私には中学生の娘がいるのですが、彼女の話を聞いていますと占星術のイメージが膨らんでおもしろいので、今日は書き留めてみます。

娘のクラスはA組。男女は程よく仲良く「面白かったねー。んじゃまた明日〜」とたいへんに後腐れない関係。風サインを思わせます。隣のB組は男女の仲が悪いそうです。「男子?キライ〜!」「女子?キライ〜!」という風に、好き嫌いで関係が左右する水サインのクラス。C組は男女の仲が良すぎて先生もお困りぎみ。学校行事のあとの打ち上げがやたらに多く、合言葉は「うぇ〜い」。勢いだけでどこまでも盛り上がれる火のサインを思わせます。

そんな彼らにも受験の足音が近づいています。山羊サインですね。てっぺん目指して時間をかけて取り組んでいます。その反動か、最近のクラスの話題は「おうちに帰りた〜い」だそう。お布団入ってもふもふしたいよ〜。○○ちゃん(ぬいぐるみの名前)抱っこしたいよ〜。お母さんのごはん食べたいよ〜と呟く彼らは、山羊サインの対向である蟹サインへ逃げ道を探しているかのようです。

天王星水瓶座世代の彼らは、支配星回帰によって素直な水瓶座の良さを体現しています。不登校のクラスメートにも付かず離れずの関係を築き、ゆるく登校を待つ姿勢には年齢以上の成熟を感じさせます。また、友チョコ文化も花盛りです。恋愛行為としてのバレンタインは「へ?どの星の話?」という感じなのかもしれません。天王星天秤座世代の私には不思議に映りますがね(色恋のない青春なんて考えられなかったです)。

もうすでに金星期を感じさせる中学生。個性が発揮されつつあり、見ていてとても楽しいです。かわいい中学生の今後を、適度な距離を取りつつ(お互い風サインなので)これからも見守ってゆきたいと思います。

ホイリー 2014/2/22(土) 08:48  (0)


4月の天秤座満月
みなさまこんにちは。ホイリーです。

大雪の翌日、晴れて日差しがポカポカしていたとき、雪解け水の音を聞きながら身体が「あ!コレ春かもしんない!」と気づいたのを感じました。光の強さや気温や湿度で、身体は季節を感じるものなのでしょうか。頭ではなくて身体で。なんだかまるで植物のようです。

さて、2月の星回りが何かの前哨戦のように思えてならないので書き留めておきます。2月は複合アスペクトが少なく、コツコツと地道にやるべきことを積み上げるのに適した期間です。

この先に何が待っているのかというと4月の天秤座満月です。活動宮のグランドクロスと満月が重なり時が満ち、なおかつ新たな口火を切るような時間の始まりです。例えれば発車のベルが鳴り出したのでそれぞれの乗るべき列車に乗るようなものです。

逆算すると今は荷造りの時期ともいえるでしょう。何を持っていく?何を置いていく?さてさて、ちなみにどこへ向かう?段取りはどうしようかな…。そんなことを日々のあちこちで感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

天秤座満月の配置はいい意味で「空気を読まない」です。天秤サインに月とドラゴンヘッドと火星。自分なりの正義や真理を定めたら、あとはKY列車がしかるべき行き先へ運んでくれそうです。天秤サインの支配星は金星です。奪い合うことのない調和の世界です。金星が司るお金も愛情も人間関係も、搾取するよりも分かち合う方法で進めていけたら末広がりに展開していくかもしれませんね。

そんな春の星回り。今はその前の準備期間です。荷造りは好きですか?たのしいですか?出発は待ち遠しいですか?そんなところから、この小旅行はすでに始まっているのかもしれません。

ホイリー 2014/2/19(水) 05:15  (0)


ラファエル前派と海王星
皆さまこんにちは。ホイリーです。twitterでラファエル前派のことが話題になっていたので私もおしゃべりをひとつ。

現在六本木ヒルズの52階で開催されているラファエル前派展。私も先日観に行ってきました。ミレイのオフィーリア(写真)がお目当てだったのですが、やはり素晴らしかったです。一途に彼を愛しながらも叶わずついには発狂して歌を口ずさみながら川へ沈んでいく若い女性、それがオフィーリアです。乙女サインの一端が見え隠れします。

星回りから見るとラファエル前派が盛んに活動していた時代は、前回海王星がホームである魚座に滞在していた時代。作品群を観ても出来上がる作品は崇高で素晴らしいのですが(敬虔な宗教画も多いのです)、画家たちの私生活は入り乱れ麻薬で命を失った主要メンバーもいました。

12サインでいうと魚座/乙女座ラインでしょうか。穢れのない理想の世界を細密画で描いた作品は乙女サイン。でもその源は現状にあるたくさんの矛盾(魚サイン)が欲した理想郷の姿でもありました。
ほんとに画家たちの私生活はぐちゃぐちゃだったようです。夫が長期で留守の間、夫公認で友人の画家(妻の愛人)を住まわせたり、モデルの女性が転々と画家たちの恋人や妻になったり。

魚座の支配星回帰で境界線が曖昧になった時代。でも魂はそのたびに磨耗・疲弊し、描かれる作品はおのずと対向サインである乙女らしい、細密な筆致と当時の画壇に反旗を翻した潔癖さが反映されており、そこに救いを求めているように見受けられます。

魚座の海王星は長い時間をかけてあれから一周し、あの時の作品だけが残り人々は皆去っていきました。再び支配星回帰を迎えるいま、私たちはもうあのサイクルを繰り返す必要はありません。前回の事象から何を学び、残していけるのか、じっくり時間をかけて過ごしたいと思います。なんたって海王星は2025年まで魚座に居ますから。


ホイリー 2014/ 2/18(火) 06:39  (0)


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