ルドルフ　ザ・ラストキス

終わってしまいました…。
まだ一週間もたってないのですが、もう遠い昔のよう…。
ま、これはいつもそうなんですが、時はどんどん進んでいってしまって、後ろを振り返ってる間もなく過ぎてしまいます。

特に結婚して子供が出来てからは、当然ながら舞台onlyの生活はできず、最近は、本番中も、毎日子供の保育園やご飯やお風呂…などなど、待ったなしに迫ってくる日常と折り合いをつけながらの生活ですので、千秋楽の翌日も龍斉に起こされ（基本的に毎日5時半から6時半の間に起こされます）、ご飯作ってお風呂に入れて保育園に送りに行く…という日常がやってきて、どんどん時間が進んでいってしまいます。

それでも、今回は翌日から次の公演の稽古…ではなかったので、少しだけ余韻に浸りつつ、9月のソロライブの準備なんかを始めているわけです。


それにしても「ルドルフ　ザ・ラストキス」
日本のミュージカルでもここまで出来るんだ！
と、出演者全員が誇りを持って作り上げた作品でした。

そう「誇り」っていうのが似合う。
演出家に導かれて一本の道の先を皆で見据えて、そこへ向かってずっと歩みを止めることなく、進み続けていた１ヶ月でした。

ご来場下さった沢山の方々に感謝します。
まず劇場に来て下さらなければ、この舞台を観て感じて頂けませんでした。
有難うございました。

次のソロライブは私一人で演出もしなきゃ(笑)
皆様に楽しんで頂けるように、頑張ります！
是非是非いらして下さいね！

２日から始まった舞台稽古も大詰め。
本日夜に無事にゲネプロ終わりました。
何より、物凄い舞台転換の多さに、事故なく無事に終わって欲しい…とお祈りして始まったゲネプロ。
デイビッドが事あるごとに私たちの気持ちを一つにするべく、激励してくれたので、気持ちは一つに稽古に臨めました。

毎日ほとんど寝ずに頑張ってくれたスタッフさんのおかげで、今日無事に通せました。
明日からいよいよ本番スタートです。
本当に素晴らしい舞台です。
是非是非いらして下さい！！

さて、５月末から演出家のデヴィッド・ルヴォーが合流して、立ち稽古が始まりました。一幕二幕と大体順を追って稽古しています。

一日６時間のヒヤリングのお陰で、英語の勘もだいぶ戻ってきて、通訳を待たなくても大体分かるようになって来ました（＾ｖ＾）

いやー、ルヴォーの演出は凄いです。
彼の意図する事はとてもシンプルですが、そこでそう来るかー！！
と思う様なことが沢山あり、稽古場にいてもとても面白いし勉強になります。

昨日も一幕の最後のシーンの演出を見ていて、
はぁーっとなってしまいました。
私はあんな演出、５回転んでもきっと思いつきません。

稽古初日に彼が言った
「ミュージカルは歌やダンスがあるけれども、私にとってはすべてが演劇です。」
という言葉が、私がずーっとミュージカルに対して、腑に落ちなかった部分をクリアにしてくれました。
（日本のミュージカルではどうして歌やダンスに比べて、芝居が重要視されていない気がします。役を生きるという意味では一緒のはずなのに…。それでも、最近はそれじゃいけないと、色んな試みは行われてきていますが、ウェストエンドで見たミュージカルは、どれも演劇としての深みがありながら歌もダンスも素晴らしかった。私はそこを目指していきたい！）

その後の稽古も、彼のその言葉を裏付ける、「演劇」に基づいた演出がなされています。

でも何より、ルヴォー自身が魅力的な人間であることが、演出家としての魅力なんだなーと思います。

そんなルヴォー演出のミュージカル「ルドルフ　ザ・ラスト・キス」
http://www.tohostage.com/rudolf/


明日からも稽古頑張るぞー＼(^o^)／

おやすみなさーい。