今年は3年振りに体育の授業や自立活動の授業でプール活動が行われています。

　高等部では、現場実習・校内実習後にプール活動が始まりました。まぶしい太陽のもと、生徒たちの笑顔が輝いています。

　高等部では、６月29日（水）にイギリスから来られたALTのGareth Plimmer（ガレス プリマ）先生による訪問授業が行われました。

　生徒たちは、ガレス先生からイギリスと日本の違いについてのお話を聞いたり、夏に関する英単語やアルファベットを使ったビンゴ大会を楽しんだりしました。

　最近の天災は、いつどこで起きるか分かりません。普段からの備えが必要で、いざという時に子どもと離れていても、安心して学校と情報を共有できる体制を作っていく必要があります。
　そのため、防災・広報部では、我が子の特性などが周囲の人に理解してもらえるよう「ヘルプカード」の活用を提案しています。それに加え、昨年度からは子ども一人ひとりに応じた「防災リュック」を用意することについて検討してきました。

　４月のＰＴＡ総会において、防災リュックの導入が正式に決まったことを受けて、ついに、子どもたち一人ひとりに防災リュックを配付する一歩を踏み出すことになりました。６月２０日（月）、ＰＴＡ会長や副会長、各専門部の有志の皆様とともに、避難時に用いる防災グッズを防災リュックヘ詰める作業を行いました。〝もしものための防災グッズで、子どもの不安感を少しでも取り除きたい〟そんなＰＴＡの願いが込められたリュックです。

　学校で防災教育を行っても、家に帰って家族がそれを理解していなければ、子どもに定着しないかもしれません。いかに優れた防災教育も、家庭、地域との連携がなければ、その効果は大きくならないでしょう。夏休みを利用して、子どもと一緒に防災リュックの中身の確認と記名をお願いします。防災は、一人ひとりが主役です。眼鏡などの体の一部になるものや、薬などは防災リュックのセットには入っていません。ぜひ、自分仕様にカスタマイズしてみましょう。夏休み明けには、防災リュックを学校に持ってきていただき、担任の先生の協力を得ながら、より一層の備えを充実させていきましょう。

　６月２０日（月）に、約２０名の保護者が参加して、ＡＥＤ講習会が開催されました。
　当日は〝あなたの目の前で、倒れた人が居たらどうしますか？〟をテーマに、周南市東消防署の方２名にお越しいただき、人形を使った胸骨圧迫（心臓マッサージ）やＡＥＤの使い方などについて講習を受けました。

　胸骨圧迫は、１分間に１００～１２０回の一定のリズムで絶え間なく続ける必要があり、想像以上に体力がいることが分かりました。
　コロナ禍のため、人工呼吸の実技はありませんでしたが、人工呼吸で使用する感染防止器具（フェイスシールドやポケットマスク）の紹介もありました。
　ＡＥＤの講習では、訓練用の機械を使い、電気を送るパッドを人形に取り付けたり、機械のボタンを操作したりして、実際的な形で体験することができました。

　１１９番通報から救急車が現場に到着するまで、平均で約８分かかると言われており、周りにいる人が必要な救命処置を施すことが、救命率を向上させる大きな力になります。
　その場に居合わせた人が、勇気をもって「何か一つ」でも行動に移し、救命の第1走者として「救命のリレー」をスタートさせる大切さを心に刻む講習となりました。夜勤明けの消防署職員の皆様、ご指導本当にありがとうございました。

　６月１６日（木）に福祉事業所、放課後等デイサービスの支援員等の方を対象とした授業公開が、２年振りに行われました。参加者２６名に午前中、小中高の児童生徒の授業風景を見ていただきました。

　参観後は希望される方を対象に、本校地域コーディネーターとの連絡会（情報交換会）を実施しました。また、参観後のアンケートでは、「事業所とは違う一面が見られて良かったです。」「次もまた参観したいと思います。」等の有り難いお言葉をいただきました。

　６月10日、中学部生徒が文化庁コンサートを鑑賞しました。「オ・ソレ・ミヨ」の素晴らしい歌唱は、本校体育館がオペラ観劇の会場となったかのような印象を受けました。

　当日は遠くスイスからリモート中継による出演もありました。「質問コーナー」を設けていただき、会場の生徒からはスイスや音楽に関する質問が飛び交っていました。

　先週から今週に渡ってのコンサートは本日で「ファイナル公演」を迎えたことに際して、生徒代表がお礼の花束を贈りました。山口ミュージックアカデミーの皆さん、３回にわたる素晴らしい音楽の贈り物をありがとうございました。

　小学部では、６月９日（木）に文化庁コンサートが開催され、トランペットやギター、ピアノ、歌の演奏を聞きました。

　ハンドベルで、『きらきら星』を一緒に演奏する場が設けられ、子どもたちは、とてもうれしそうにハンドベルを持って、自分の鳴らす音の番がくると、ハンドベルを鳴らして、演奏を楽しんでいました。

　日頃、なかなかできない貴重な体験をし、芸術を身近なものと感じることができる素敵な時間となりました。